(1)作業者の立場に立った改善であること作業者を忘れた改善ではなく、常にその人間性を重視し たものでなければならない。
作業者の意見を聞きながら、また、作業者自身にきめさせるべきである。
(2)基本的レイアウト、工程改善を優先する
動作経済の原則は、全体のフロー、ラインバランスなどの基本的改善を優先させるべき。 部分最適での改善では、大きな成果は望めない。
(3)生産性のみでなく、品質面・安全面には十分配慮した改善を目指すべき。
動作経済の原則のチェック・ポイント
①両手を同時に反対方向に動かすようにし、どちらの手も遊 ばないようにしているか。
②眼をできるだけ動かさないで、作業をしているか。
③なるべく体を動かさないで作業をしているか。
④保持している動作がないか。
⑤部材が取りやすい位置にあるか。
⑥部材や道具は、取りやすいように位置決めされているか。
⑦部材を運ぶ際に、手間取っていないか。
⑧一連の作業の中で、その作業にリズム感があるか。
⑨手を動かす動作で、急激に方向を変えていないか。
⑩眼が疲れない、仕事がやりやすい照明になっているか。
⑪作業台や椅子の高さなどは、作業者にマッチしているか。