Ⅲ.RIALシステムの究極の目的

 

 モノ造りを改善・進化させていく技術者にとって、究極の目的は、24時間無人・無監視の生産システムと、それが可能な製品の開発である。

 

さらに物流・運搬業務や検査業務等、付加価値を生まない業務を削減するソフト開発やその実現にある。

 

100名の生産ラインを無人化する場合と10名の生産ラインを無人化する場合とでは、投資金額や設備、使用する建屋の面積にも大きな違いがあり、その難易度についても同様である。

 

つまり100名の作業者を必要とする生産システムや製品に対し、「無化思考」を原点に、何度も何度も「衆知を集めて」改善案を抽出する。

 

そして、最終的には10名程度の作業者で可能な生産システムや製品を実現する。

 

RIALシステムは、これを究極の目標としてその実現に取り組むツールである。

 

 このような大きな目標を一挙に達成することは非常に困難である。

 

従って、まず設備や機械あるいは装置だけで生産可能な部分と、どうしても人間が携わらなければならない部分とに集約されるような製品を生み出すことが、第一の条件である。

 

このような構成を持った製品が完成したとき、大きな経営成果が生み出される。

 

単に部材を排除するだけでなく、常にこのような視点で改善アイディアの抽出が必要である。