遂にこの時がきた。

ここは、旭東電気株式会社・鳥取事業所・浦安工場の会議室。

室内には、今回の活動の核となるリーダーやサブリーダーが中央に着席し、会長や常務、執行役員の皆様が彼らを取り巻くように着席されている。

4つのチームが発足し、8月末まで活動していく。

内訳は、製造2チーム、購買1チーム、経理1チームだが、各チームの構成員数は異なる。

活動に際し、事前に以下のことをお願いしておいた。

①推進組織の編成

②活動チームの選定(4チーム)とリーダーの選任

③チーム毎の取り組みテーマと達成目標の設定

 

【キックオフ】

『第二次 生産革新』の「キックオフ大会」が始まった。

司会の松原部長の言葉とともに室内の喧騒がおさまり、今回の推進責任者である澤田常務取締役が登壇され、お話が始まった。

要約すると、2000年から進めてきた『第一次 生産革新』で取り組んだ内容と成果、活動自体が僅か数年で衰退した理由、そして、なぜいま『第二次 生産革新』に着手するのか、活動の背景とその実践過程で従業員の意識改革を求めていくということであった。

 

その後、小生も以下のお話をさせていただいた。

鳥取事業所では、特にブレーカーや開閉器等の生産がおこなわれている。

しかも、これらの製品群は歴史も古く、“国内市場は成熟”している。

その為、激しい“価格競争”が発生し、長年“売価Down”が続いている。

この様な環境下で、製品を買ってくださっているお客様はいま何をして欲しいかを把握し、今後タイミングよく手を打っていかねばならない。

 

Ⅰ.鳥取事業所が生産している商品群をお買い求めいただいているお客様のニーズ(needs)を明確にし、これに応える。

Ⅱ.長期間の“売価Down”により、“会社利益もDown”している為、キャッシュの増加に努める。

Ⅲ.Ⅰ・Ⅱを『第二次 生産革新』の目的とし、この達成に取り組むことを参加者全員の共通認識とする。

 

上記Ⅰ.について、現在の環境下でお客様が皆様にして欲しいことは

①時間的要素の改善⇒スピード、納期

②感覚的要素の改善⇒品質、一生懸命さ、誠実さ

③結果的要素の改善⇒仕組みづくり、価格協力、コスト

上記Ⅱ.について、会社側が皆様にして欲しいことは

①業務の効率化⇒生産性の向上、在庫金額の削減、経費の削減

 

【チーム毎の取り組み工程と目標】

≪製造一部≫

対象工程:SS組立工程

達成目標:一人当たりの生産台数UP

目標数値:3月末実績に対し、10%増(32台→35台)

≪製造二部≫

対象工程:漏電リレー組立工程

達成目標:組立加工費の赤字半減(全機種の半減)

目標数値:△8.16円→△4.08円

≪資材・購買≫

対象在庫:BRK含む電子部品在庫削減

目標数値:4月末の実棚を基準とする。再設定中(4月末まで、松原部長に報告)

≪経理≫

対象経費:人件費に関する以外の項目で削減

目標数値:158,000千円(基準値)の△5%を削減、(△8,000千円)

 

尚、上記4部門は、フォーマットに沿って具体的な削減計画を策定し、4月末までに松浦部長まで提出する。

次回(その2)に続く