急激な国際環境の変化・経済の変化に加え、技術の進歩はとどまることがない。

 

さらに、国際分業化という言葉に集約されるように、欧州・東南アジア各国では持ち前の労働力を活かした製造業が活発化してきている。

 

これらの国では、原材料の調達やコスト削減を目的に電子商取引を手がけるなど、ソフト面での技術導入にも余念がなく、その競争力は大幅に上昇してきている。

 

日本の海外工場は、これらの変化に迅速に対応し、さらにたえず将来の課題を予測し検討を加えていかなければならない。

 

(1)原材料・部品の現地調達

 

 前回の「海外工場の製造力強化」でも書いたが、海外工場が真の実力をつけるためには、原材料を現調化し同時に共栄会社を育て、人材を育てていかなければならない。

 

つまり現地にしっかり根をおろし、部品の調達から完成品の出荷まで一貫した生産体制・販売体制を築かなければならない。

 

(2)多品種・少量生産へのきめ細かな対応

 

 工場経営を継続して発展させるためには、生産管理・生産技術に携わる技能者を育成し、彼らが安心して実力を発揮し、成長できる体制を築かなければならない。

 

(3)管理力の向上

 

 ハード面で製造力を強化する一方、ソフト面においては、モノづくりにおけるロスを削減し、生産性を向上させ、在庫を減らし利益に結びつけていかなければならない。