以降は、各チーム毎に時間を区切って指導を進めた。

≪製造一部・二部≫
狙い:作業者のロスを排除・・付加価値を生まない作業を排除
①移動・探す・運搬ロス
②持ち替えロス、指示待ちロス等
方法:IE手法のひとつである『時間研究法』(VTR)を使用

事前に撮影していただいていた現場作業者のVTRを使って、『時間研究法』を参加者と一緒に実習した。
(1)要素作業への分解の仕方
(2)要素作業ごとの時間値の読み方と時間研究用紙への記入方法
(3)実際にかかった時間値の算出方法
(4)異常値の選び方、扱い方
(5)最終の数値のまとめ方
(6)まとめた数値を「基準値」として『作業標準時間表』にまとめる
⇒この数値が以後の改善の基準値となっていく。
また、VTRの撮影時のカメラの位置や、作業内容を漏れなく撮影すること、必要なデーター数(撮影回数)の決め方等々を説明。

≪資材・購買≫
狙い:原材料在庫金額の削減、使用している倉庫面積の削減
方法:(1)事前準備
①過去の在庫実績を把握しておく
②5種類に色分けした「棚表」を準備しておく
(2)現物棚卸の実施(実棚)
①4月末の棚卸結果を以下の内容で進める
②部品個々に「棚表」を貼り付ける
(3)在庫品の区分を実施する
・・部材在庫を①~⑤に区分して棚卸を行う
①運転在庫・・売り先が明らかな納入予定品
②安全在庫・・売れ筋商品のための欠品防止品
③過剰在庫・・売れるのに時間がかかる
④長期滞留在庫・・倉庫に眠るだけのもの、値引きすれば売れる
⑤陳腐化在庫・・値引きしても売れる見込みがない、売れない
(4)全体と上記区分ごとに棚卸結果をまとめる
(5)新たに在庫品置き場を明確にする・・『5S・3T』の視点で検討する
(6)①・②・③の在庫削減
(7)④・⑤の在庫削減・・上位者の決済を取得する
(8)生産・調達の中止・連絡・・営業マンとの共通認識を持つ
(10)資材・購買ルールの策定・・他部門との整合性をとり、全社にアナウンス。

≪経理≫
狙い:固定費の削減・・福利・厚生費を除く
方法:(1)事前準備
①過去の実績を費用科目ごとに把握する
(2)経費削減の実施
①費用科目ごとに削減目標値を設定する
②削減するための具体策を抽出する
③各具体策に推進担当者を選任する
④抽出された具体策を評価・検討する
⑤実施に移すうえでルール化する
(2)会社方針の経費の扱いについて
①~⑥のステップは上記と同じ
⑦具体策の検討は幹部と一緒に実施
⑧具体策を幹部へ提案・実施
⑨選任者で手が付け難い項目は幹部で具体策を検討
(3)特に手数料・会費関係について
①~⑥のステップは上記と同じ
⑦過去からの慣習を見直す
⑧金額自体を見直す
⑨会費等に関しては、特に費用対効果を重視する

(その3)へ続く