設立 : 昭和元年
代表取締役 : 俣野 貴彦
売上高 : 45億円/年
資本金 : 3,100万円
従業員数 : 120名
取引先 : 50社超
【 会社紹介 】
同社は、大阪府との境に近い、兵庫県伊丹市の森本に本社屋を構え、漬物を扱う会社としては、全国でも上位20社以内に名を連ねる。
全国各地のお漬物を、小売店・販売店・メーカ様を通じてお客様へお届する・・・という通り、年商の70%以上を卸売部門で占める。
しかし、工場部門の売上高も年10億円を超えており、文字通り、生産本部 明野部長は、加工賃が高くつく商売で、売上ばかりあって儲けは少ない商売・・という。
(B/S,P/L)等を見せていただいていないので、詳細なコメントは控えるが、従業員一人当たりの売上高を見た限りでは、内容は良さそうである。
【 明野部長のお話 】
今回コストをかけない部分とコストをかける部分の提案をして頂いた。
我々は、手作業でどう収益を上げていくかが大切なポイントである。
コスト(投資)をともなう改善には、どうしても腰がひける。
この業界としては、設備投資が遅れている。
わかっているけど出来ない。
いま投資して大丈夫という保証は無い。
私たちの職場は、女性ばかりの職場で年齢層も結構高い。
また工場周辺は、新規採用が難しい地域でもあり、現状でグループとして如何に生産性を上げていくかが我々の課題である。
そのためには、人間関係の重視や働き易い職場作りが大切だと考えている。
今回の診断で小田さんに実施して頂いたパート社員全員に対する“わたしの気づき”提案では、改善案のみならず、各人が抱えている悩みや意見までききだすことができた。
これについては、直ぐに出来ることから実施している。
しかし、頂いた提案を全て実施しているのではない。
ロスを覚悟で、我々の職場に置き換えて実施した内容もある。
今後のコンサルタント活動において、実務担当者が完全に理解できる言葉、表現で改善提案をまとめてほしい。
【 ”モノづくり”の改革実践 】
1.クライアント
人界戦術に頼った生産手段を採っているため、材料費以外の原価構成は、その大部分が直接労務費となっている。
また高年齢層のパート社員が多くを占めるため、これから先、作業者の生産性の伸びも期待できない。
年配のパート社員は、概して設備・機械の受け持ちを嫌う傾向にあるため、比較的若いパート社員に設備を担当させて、全体のバランスを考慮しているが、その設備も老朽化しており、設備生産性の伸びも今以上に期待できない。
また、納入先からのコストダウン要請もあり、限界利益もでない製品もある。
(写真:主力製品のひとつ「漬物詰め合わせ」)
2.Big Gainの支援
目的 変化に強い企業体質の構築
今回の基本的な考え方
手段
特に原価力が弱く生産量の多い2品種の製品について、コスト削減を実施。
- (1)原価力の弱い製品を一掃する
- (2)まず伊丹工場で“モノづくり”診断を実践して“ロス”を排除し利益に結びつける。
- 関連工場への横展開をはかる。
- (3)工場内で改善を継続できる人材の育成(キーマンの育成)
対象製品
- (1)ゆずかぶら
- (2)白菜
診断・指導の着眼点
(1)作業ロスの排除
(2)マン能力とマシン能力のマッチング
(3)編成ロスの排除
【 効果の確認 】







