Big Gain 製造コスト削減コンサルタント会社(ビッグ・ゲイン)/ 製造現場におけるコスト削減支援コンサルタント会社

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工程改善チェックリスト

 
 工程分析結果をまとめ、「工程分析総括表」を作成する。
 
全体像と部品毎の工程を比較し、また他工場との比較も試みる。
 
さらに、ここから問題点を発見し改善提案へとつなげていくために、以下のような代表的なチェック項目を用いる。
 
①工程の加工ステップ数を減らす。
 
②工程の順序を入れ替える。
 
③通路は、できる限り直線にする。
 
④できる限り、目線以上の高さにモノを置かない。
 
⑤運搬を減らす。
 
⑥工程を他の工程に併合する。
 
⑦移動距離を短縮する。
 
⑧運搬方法を合理的、効率的にする。
 
⑨仕掛りを減らす。
 
⑩保管場所を最も経済的な位置にする。
 
⑪保管料を最も少なくする。

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工程とは

 
 生産を行う場合、それは二種類の流れによって構成されるといえる。
 
第一には、モノ(原料・材料・製品等)の流れであり、他方は人の流れである。
 
そこで、「工程」という場合には、モノの流れを指し、人の流れは「作業」と呼ぶ。
 
また、「工程」とは、モノ(原料・材料・製品等)の流れ全体を構成している一つの単位であり、一人或いは一グループの受け持つ作業の範囲を示す場合もある。

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原価分析

 
1.原価分析の重要性
 
  売上を伸ばし、適正な利益を確保し続ける為には、魅力ある製品を創造し、かつその製品の原価力に競争力がそなわっていなければならない。
そのためには、製品の原価分析を行い、これを改善していかなければならない。
原価の内容を構成要素別に把握し、さらにこれらを最小単位まで分解していく。
そうすることにより、問題点がみえ、解決するための課題が明確になってくる。
 
2.原価分析の方法
 
  (1)製品別分析
 
    生産する全ての製品について「付加価値分析」を行い、製品間で横の比較検討をし、個々の製品の取り組み課題を明確にする。
 
  (2)材料費の分析
 
   材料費は、使用料、単価はのみならず、スクラップも明確にし、材料能率を高めていく。さらに近年は、環境保護の立場からリサイクル率や有価金額の把握も必要である。
 
  (3)人件費の分析
 
   人件費は、時間×人件費レートで求められます。
   時間については、まづ作業をしない時間(非作業時間)を把握し、これを削減していきます。
また、作業をしている時間においても作業の内容を詳細に分析し、付加価値を生んでいない時間(=動作)は削減していきます。
付加価値を生んでいる時間(=動作)も、それを見過ごすことなく、さらに進化した方法にあらため、これを削減していきます。
 
  (4)設備費の分析
 
    設備費は、導入検討時に稼動時間×設備レートで設定されます。
稼動時間は、導入時にリスクを織り込んだ時間設定が出来ていますが、実際の生産は日々変化し、その稼動状況は一定ではありません。
生産に必要な所要時間と、実際に稼動した時間、さらに当初設定した稼動時間との差の分析が必要です。
また設備レートは、毎年の償却や保険料の変動等で、異なったものになります。
これも正確にレートを設定し直し、当初設定したレートとの差を分析することが必要です。
 
  (5)外注費の分析
 
    自社内での原価分析と同様に、材料費、人件費、管理費等の分析を行います。
但しこの場合は、外注先の生産技術力や管理力等を考慮し、分析することが重要です。

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30㎞ ウォーキング

新たな挑戦
 
 11月17日(土) AM5:15 起床。
昨夜来の雨も止んで快晴だ。
ヤダナー。ヤダヤダ。
今日だけは土砂降りの雨になって欲しかった。
何故かって? ムムム・・・ムムム・・・
今日は30㎞ウォーキングに参加する日。
本当は歩きたくなかった。
何でこの齢になって30㎞。
何で8時間も歩かなあかんのか?
しんどいし、左膝に古傷もかかえている。
外気温が下がりはじめた最近は、時折痛み出す。
毎年、この繰り返しだ。
この古傷とは、上手につき合っていくしかない。
 
 しかし、不思議なことに、30㎞を歩いてみたいと思う、もう一人の自分もいる。
意を決してベッドからでる。
昨夜のうちに準備は整えていた。
朝食をすませる。
いつもはパン一枚とコーヒー一杯だが、今朝は違う。
さらに大福を一個食べる。(粒餡入り)
 
家をでて、車で集合場所へ。
AM8:30に到着。
少し早く着いたが、既に2名が来ている。
両名ともやる気満々だ。
私はというと、どうしても古傷が心配になる。
これは社会人になってすぐ、サッカーの試合中に骨折したもの。
今日のウォーキングで、どこまでこの左膝の古傷が耐えられるか試してみる。
 
 AM9:00 総勢9名、さあ、出発。
草津市の下笠町にある中嶋事務所をあとに、琵琶湖岸道路に出て北上する。
AM10:15 第一チェックポイントのコンビニに到着。
約6㎞歩いたことになる。
ここまでは気分爽快だ。
心配していた左膝の具合は大丈夫。
 しかし、左右の踵が靴ずれしそうだ。
コンビニでリバテープを購入し、左右の踵に貼った。
他のメンバーにもテープを分けてやった。
彼の踵には、既に“水疱”が出来始めていた。
約10分間の休憩ののち、さあ、出発。
しばらくして、ひょうたんや駒吉店長の中嶋君が横に並んできた。
このあと彼とは、ゴールまで一緒に歩くことになる。
30分位歩いて先頭を行くメンバーをとらえた。
そのまま追い越し、琵琶湖大橋にかかる。
ここまでは、すこぶる快調。
ここで記念撮影。
後ろを振り返るが、まだ誰も追いついてこない。
琵琶湖大橋のピーク部(最高部)で振り返ったが、後方のメンバーがよく見えない。
そのまま橋を渡りきり、第二チェックポイントのコンビニへ。
 
12時を少し過ぎていた。
ここでトイレタイムと昼食。
昼食は、いなり寿司3個入りのパックとソーセージ1本とお茶。
これをコンビニの駐車場でいただく。
昼食後、左右の足の裏にリバテープを貼って、靴ずれ対策。
左膝をかばうせいか、1時間くらい前から今度は右足首が痛い。
中嶋君が歩き方がおかしい・・と言ってくれた。
気にしていた左膝の古傷よりも、右足首のほうが痛い。
こちらは、黄色の点滅信号状態だ。
いつまでもつか。
靴下を新しいものと取り換える。
 
 約30分の休憩。
遅れて到着してきたメンバーを残して、中嶋君と出発。
スタートから約3時間歩いたが、まだ中間点まで到達していない。
中嶋君といろいろ話しながら歩き続ける。
彼がいなかったら、とっくに歩くのを止めているだろう。
途中、妻がいれてくれたチョコレートをザックから出し、半分を中嶋君へ。
このチョコレートは、私の大好物であるロッテのRummy。
私が高校生のころからある、いきの長い製品だ。
チョコレートの中に、ラムレーズンがたくさん入っている。
冬季限定販売の製品だ。
これが旨いし、元気もでてくる。
中嶋君は、今まで食べたことがないと言っていた。
かわいそう。
中嶋君が、両太ももの裏側が痛いと言っている。
実は、私も同様の場所に痛みがでている。
ここまでくると、あちらこちらと痛みがでてくる。
二人とも冗談が言えなくなっている。
互いに励ましあいながら、歩を進める。
第三チェックポイントが遠い。
気がつくと、一歩の歩幅が狭くなっている。
溝を覆っているコンクリートの蓋が、一歩で越せなくなっている。
明らかにペースが落ちている。
 
 PM2:00を過ぎて第三チェックポイントのコンビニに到着。
ここでトイレを借り、ポカリを買ってすぐに出発。
途中気付いたことだが、数多い信号にかからない。
タイミングよく青色で通過している。
ここからゴールまで残り4.5㎞。
二人の会話は、とりとめのない内容だが、延々と続く。
会話が途切れれば、容赦ない足の痛みに襲われる。
二人ともそれに気づいている。
両足の痛みは、既に赤信号の点滅状態だ。
よくここまで私を運んでくれている。
普段、体のケアーをしていないことに気づかされる。
左右の足の裏には、水泡ができていると思われる。
残り約2㎞、頼むからゴールまでもってくれ。
 
 見覚えのある日本風の屋根が見えてきた。
「ホテル紅葉」、ここまでくればあと少し。
中嶋君を励ます。
彼は、この辺の地理に詳しくない。
やがてゴールの「八景館」が見えてきた。
手前にある二つの橋を渡り切る。
元気がでる。
彼のおかげでここまで来れた。
彼にも自分の体にも、お礼を言いたい。
 
 PM3:02 「八景館」にゴール。
ロビーのソファに座り、靴を脱ぐ。
気持ちいい・・、生き返ったようだ。
両方の靴下を脱いで足裏を見ると、思ったとおり大きな“水疱”が出来ている。
右足裏には、大きな“水疱”が2個、左足裏には、1個。
よく破れずにもってくれた。
30㎞を途中休憩をとりながら7時間で歩いた。
何よりも、左膝の古傷が、このハードなウォーキングに耐えてくれたことが嬉しい。
お風呂に入り、体をゆっくり休めたい。
両足をマッサージしてあげたい。
そう思って、ソファから立ち上がろうとした。
立てない・・・なぜ?
腰が痛くて立てない。
横に座っている中嶋君も立てないでいる。
テーブルに片手を、ソファにもう一方の手をついて体を持ち上げる。
やっと立てた。
が、今度は歩けない。
初めの一歩が踏み出せない。
文字通り、満身創痍だ。
近くのエレベータまで歩くのに一苦労。
中嶋君も孤軍奮闘している。
一度座ってしまうと、次に立ち上がれないのだ。
それがこのとき分かった。
 
浴場に到着するのにあと何分かかるだろう。
限りなく遠く感じる・・・遠い。
やっとの思いで浴場の脱衣場へ・・・。
ここで大問題が発生。
なんと、着ている服が脱げない。
痛みは足だけでなく、体のあちこちからでている。
最後の下着を脱ぎ終わるまでまた一苦労。
やっとの思いで浴室へ。
シャワーが心地いい。
湯船に入ると、少しぬるめでちょうどいい。
足を揉んでやる。左・右・左・右・・・
よく頑張ってくれた。
他のメンバーを大きくリードしてのゴール。
自分の体に感謝。
中嶋君に感謝。
このウォーキングを企画してくれた、中嶋事務所のメンバーに感謝。
また、我々をサポートしてくれた人たちにも感謝。
今回の体験は、生涯忘れないだろう。
 
皆さん、ありがとうございました。
「経営者は、まず自分の健康管理から・・」を実感させられた一日でした。
 
>>エッ! 来年も参加しないかって?。
 
絶対、絶~対いや。しない。
もう二度としない。

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ある社長さんからの質問:その6

ラインの停止(回数や時間)が多くて生産があがらん。
その為に毎日のように残業せんといかん。
何とか残業せんでも良いようにならんやろか?

以下の内容が大切ですので、ご自分でチェックしてみてください。
 
(1)ライン停止の原因分析ができていますか?
 
  ①設備・機械別の故障の頻度、またその停止時間は?
 
  ②GAWSEの供給状態は、如何ですか?
    特に、週明けや連休明けに問題ないですか?
 
  ③作業者の作業ミス、操作ミスは無いですか?
 
  ④部品の精度に問題はありませんか?
 
  ⑤部品・材料の未納はありませんか?
 
  ⑥修理に時間がかかり、現状復帰が遅れていませんか?
 
  ⑦修理に必要な部品の在庫は、問題ないですか?
 
  ⑧修理を専門の業者に頼りすぎていませんか?
 
(2)生産計画の影響で、金型切り替えの回数が増加していませんか?
 
(3)少ない熟練者に頼った、金型の切り替え、修理、メンテナンスになっていませんか?
 
(4)何よりも、作業者が設備・機械を長時間停止させているという意識をもっていますか?

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原価管理とは

原価管理の意味
 
 原価管理の意味のは、漠然としている。
専門書等によれば、次の二つの解釈がある。
狭義の意味は、生産工程において直接的に把握できる原価の管理を意味する。
(例えば、材料費や工数等)
広義の意味は、事業活動全体に発生する費用の管理を意味する。
 
原価管理を正しく行うためには、まず、管理すべき原価とは何か。
次に、管理とは何かを十分に理解しておかねばならない。
原価とは、一般的に次のように定義されている。
「原価とは、企業が企業目的を達成するために行った、企画・設計・生産・販売・サービス活動において消費された、価値全体である」
つまり、管理の対象となる原価は、企業内において発生するすべての費用である。
直接的に把握できる先の、材料費や工数等は、原価の一部を構成するものである。
また、原価が企業目的達成のために消費される価値であるとすると、その企業目的とは、利益の追求である。

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ある社長さんからの質問:その5

受注が減った影響もあると思うが、停止している機械が多い。
遊んでいるんで何とかしたいんやが。

 
 
以下の内容が大切ですので、ご自分でチェックしてみてください。
 
(1)各機械ごとの生産能力と負荷の把握ができていますか。
 
   1)機械ごとに生産計画がありますか?
 
   2)計画に先行して、生産を完了していませんか?
     作業者が、計画通りに生産をしていますか?
 
   3)機械が故障しており、修理に長時間を要していませんか?
     修理に際しては、その期間や責任者等を機械に明示し、誰でも理解できるようにしていますか?
 
   4)前工程と後工程の間に、バランスロスが発生していませんか?
     前工程のサイクルタイムが速いと、後工程との間に仕掛品在庫が発生し、多くのムダが発生する要因になります。
 
   5)切り替え作業に、長時間を要していませんか?
     数台の機械を受け持つオペレーターが切り替え作業も担当する場合、その間に、他の機械の稼動に影響を及ぼします。
     オペレーターの熟練度や、取り換えパーツ等の準備状況は如何ですか?
 
   6)機械の担当者は、明確になっていますか?
     能力以上に、機械の掛け持ち作業をしていませんか?
 
(2)遊んでいる機械の償却は終わっていますか?
 
(3)簿価が残っていても、余分な人件費が発生する内製化は危険です。
  償却額と、発生する人件費やGAWSE費用、保険料等総合的な費用検討が必要です。
 
確かに機械を遊ばせておくのはもったいないのですが、まず、今後の方針・目標を明確にし、得られる効果と発生する費用を比較検討してから、次の行動に移ってください。

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原価管理制度を定着させるためには

(1)まず経営者自らが、この制度の必要性を理解しなければならない。
   この制度が経営管理、原価管理に必要であることを理解し、自ら率先して制度の導入・定着を  推進していかなければならない。
 
(2)次に大切なことは、予算は人の行動(仕事)を束縛するものではなく、仕事の成果を正しく評価するものであるということ。
   従って、制度の導入・定着に際しては、全員に理解させ協力を得ることが必要である。
 
(3)評価の基準となる標準の設定し際しては、原材料や部品、またこれらの加工方法、さらに組立、検査方法等、できる限り標準化を行うことが必要である。
 
(4)制度の運営に当たっては、全部門の協力が必要となる。
 
(5)日常の原価管理の基本的な内容は、モノと時間の管理がその大部分を占める。
   これらを正確に把握しないと、効果的な制度の運用は出来ない。

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祖母の旅立ち

 先日、9月18日(火) 昼過ぎ。
携帯電話が鳴った。 妻からだ。
“もしや・・・”と思う。
一呼吸おいて電話にでる。
「祖母が亡くなった。」と、父が知らせてきたという。
先月から覚悟はしていた。
 しかし、知らせを受けた時、暫くは放心状態だった。
どれくらい時間が経ったろう。
我に返り、パソコンをOFFし、机の上を片付ける。
帰宅すると、既に妻が荷物の準備を終えていた。
夕方の新幹線で一路博多へ。
途中、妹の家族と待ち合わせる。
久しぶりに会っても、言葉がでない。
夜、22時40分発のフェリーで対馬へ。
 
 翌朝、自宅につき、荷物もそこそこに祖母の元へ。
祖母は部屋の中央に寝かされ、顔には白い布がかけられていた。
静かに部屋に入り、祖母の肩口にひざまずく。
顔にかけられた白い布をそっとめくる。
そこには101歳を生き抜いた祖母がいた。
色が白い。 皺がほとんどない。
髪がきれいに整えられている。
亡くなる2ヶ月前、それまで数年お世話になったケアセンターから、病院へ移ってきた。
最近の1ヶ月間は、ずっと眠り続けていたという。
亡くなる直前には、多くの涙を流したという祖母。
父はその涙をふき続けたと話してくれた。
どんな思いの涙だったのだろう。
また父は何を思ってその涙を拭いたのか。
 
 101歳というのに、すごくきれいな顔をしている。
両手で顔を何度も何度も撫でてみる。
・・・・・・つめたい・・・・・・
この女性が、小さい頃の私を育ててくれた。
小学校低学年時代、彼女のつくってくれたお弁当の“たまご焼き”の味が忘れられない。
“たまご焼き”を食べる時、この時の味が今でも“うまい”、“まずい”の判断基準になっている。
数年前、どうやってたまごを焼いていたのか聞いたが、もう忘れたと言っていた。
 
今日はお通夜。 明日がお葬式。
あと二日間しか一緒に居られない。
祭壇の写真は、一昨年のお盆に帰省した時、私が撮影したものだ。
二週間ほど前、父からの連絡で、祖母の写真を3枚選びそれぞれを額に入れて送っておいた。
この写真は、そのなかから皆と相談して選び、最後は母が決めたと父が言っていた。
余談だが、この写真は葬儀の参列者に大変好評だった。
 
 昼過ぎから夜の9時頃まで、弔問のお客様があった。
お仕事でお疲れなのに、大変申し訳なく、また大変ありがたく思う。
父と二人で対応するが、私は正座が長く続かない。 痛い。 立てない。
時々、叔父に代わってもらう。
 私は小学校の低学年までしか、この地にいなかった。
従って、弔問のお客様もどのような関係なのか、わからない人が多い。
その都度、隣の父に聞く始末。
中には、私の名前を呼んで話しかけてくれる人もいる。
でも、私は存じ上げない。
日頃のご無沙汰を申し訳なく思う。
年1回、お盆だけの里帰りでは当然の結果か。
 
 お客様が帰られてから、手伝いに来てくれているご近所の方々や親戚と夕食をとった。
この方たちも、自分の家の用事は置いて、手伝ってくださる。
お客様をもてなす食事をつくったり、あと片付け、受付、お葬式の手配等、まるで自分のことのように助けてくださる。
私は遠くの土地で暮らし、この方々のお手伝いをしたことがないのに。
こんなにも、他人の為に尽くせるものなのか。
私の知らないところで、父や母がこの方々と密接に交わり、生活している様子がみてとれる。
それにしても、ありがたいことである。
互いに助け合い、また助けてもらう。
自分たちだけでは何もできない。
私もいつかお返しをしなければ。
 
 明日はお葬式。

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